2021年2月1日月曜日

お便りが届きました

 



2011年3月11日の東日本大震災が起きた時、神戸友の会も全国友の会に協力して、すぐに救援活動を始めました。
仮設訪問も、現地の福島友の会に協力する形で、翌年2012年から始まっています。いつも仮設訪問する時に、料理教室や手仕事などを準備して出かけました。手仕事は、牛乳パックの椅子、毛糸の帽子、チュニックブラウスなどです。手を動かしているうちに、体験されたお話をこぼされることもあり、参加の方と神戸から訪ねたメンバーは親しくなっていきました。こんな機会は、5年続きました。
そして、各々が復興住宅へ移られてからも交流は続いています。神戸友の会は「忘れていません」という気持ちを届けたいと、年に一度12月に手作りクッキーにオーナメント、寄せ書きカードを添えて贈っています。このことは2020年12月のブログにも紹介しました。
 そして、感謝の気持ちが込もったお手紙が届きました。「あの時が懐かしく思い出されます」「手作りで心のこもっていると思うと、なお美味しく感じます」「皆さまも体に気を付けて、何時か会える日を楽しみにしています」
お手紙を頂いた方々は、復興住宅に移った後も、「だいこんの会」という名前で、つながりを持っておられます。



2021年1月26日火曜日

手づくり味噌


今年も味噌を仕込む季節が来ました。

材料は大豆、麹、塩の3つ、至ってシンプル。寒の季節に味噌を仕込み、後は一年静かに寝かせるだけ。一度、この手作り味噌を味わうと、次の年も作りたくなります。

毎年、神戸友の会の各方面で味噌講習会を開いてきました。例年楽しみに参加してくださるお客様も多い講習会です。

西神方面では、コロナの時でも講習会をしたいと、配慮に配慮を重ねて、講習会を開きました。

写真は、1月23日土曜日の様子。お母さんと一緒にお子さんも味噌づくりを体験、来年の出来が楽しみですね。

2021年1月17日日曜日

阪神淡路大震災から26年



1月17日で阪神淡路大震災から26年目を迎えます。

『神戸友の会成立70周年記念誌』(1999年4月刊)に当時の張り紙と、炊き出しに並ぶ人々の写真が載っています。張り紙には「給食サービス 神戸友の会 毎日十二時、五時二回あります」と書かれています。震災直後から友の家を拠点に炊き出しが始まりました。会員自身も被災しながらの活動でした。

写真は豚汁。炊き出しの時に役立ったノウハウが詰まっています。

大根、人参は皮つきのまま。大根、人参、ごぼうの切り方は2センチくらいの乱切りに。乱切りは味が染みやすく、先も尻尾も無い形に切ることができます。同じ大きさにすると、お玉ですくった時に材料が均等に入り栄養価もばらつかない。一椀を手にしたひとりひとりに対する思いやりの豚汁です。

今は集まることができませんが、豚汁を作って、災害について考える機会にしませんか。

このメニューはエコクッキングの鍋帽子Ⓡを使っています。煮崩れせずに旨味が凝縮され、おいしい豚汁ができます。

2021年1月10日日曜日

これからも伝えたいこと


 伊達巻、煮なます、白菜甘酢漬け、ガランティーヌ、つの人参、寿煮、菊花カブ、黒豆、金柑甘煮、焼き豚・・・おせち料理が並びました。

 「協力炊事」という言葉があります。友の会で毎年、近くの最寄の会員がそれぞれに作ったおせち料理を持ちよって分けあうことを言います。参加者が料理を1品2品担当し、まとめて作って、12月31日に集合。料金もその時に人数分を割って精算。手元に残ったのは、それぞれが丁寧に作ったおせちの数々。これがお正月のテーブルに並びます。

 これは、Aさんの栗きんとん、やっぱりBさんの煮なますはおいしいな、お正月の食卓からそんな会話が聞こえてきます。

 「協力炊事」という言葉、歴史は古く1950年頃から『婦人之友』に登場する考え方。

協力事業、協力し合う事によって時間を節約し、時間を作り出し、主婦を社会活動に参加できるようにという婦人之友を作った羽仁もと子の考えから始まっています。

 紹介した写真のメニュー、パウンドケーキも入って一人当たりの金額は3000円。

 コロナの時だからこそ、家で食べることを大切にしたいという会員の思いが詰まったおせち料理になりました。


 

2020年12月23日水曜日

友愛 人のために

 

われら各々の小さい家は簡素でありたい。そしてわれらの住む社会という大きな家庭は、実に行届いた豊富なものでありたい。――友の会を創立した羽仁もと子の言葉です。

 12月は会員の気持ちをクリスマス献金に寄せて、施設やボランティア団体などに送っています。

今年はより一層その思いを深め、クリスマス献金をお送りしました。また、例年通り米や味噌なども各団体にお送りしています。

上3枚の写真は、各団体から、ありがとうとともに届いたクリスマスのメッセージです。

また、下の写真は「ハンガー・ゼロ」(国際飢餓対策機構)の募金箱です。

神戸友の会の子ども会で、毎年開く冬の集まりは、「人のために」がテーマです。

集まりで子どもたちに、地球上で約9人に1人が食糧を得ることができずに苦しんでいることを話します。子どもたちは募金箱をそれぞれ自宅へ持ち帰り、一年後に集めます。

今年は集まる事が出来なかったけれど、募金箱を集めて、国際飢餓対策機構にお送りすることができました。また来年に向けて、子どもたちに募金箱は配られます。

2020年12月18日金曜日

私たちは忘れていません


神戸友の会では、今年も、福島へ手作りのクリスマスオーナメントとクッキーの27セットをお送りすることができました。

2011年3月11日東日本大震災の発生直後から全国友の会は支援を行っています。神戸も、発生直後に炊き出しの手伝い、支援の物資を送るなどの事を続けてきました。

2012年からは、仮設住宅を訪問しており、その時からの交流が今も続いています。仮設訪問を終えたのが2016年、その冬の12月から手作りのクリスマスオーナメントとクッキーを福島へ送っており、5年目になりました。

「私たちは忘れていません」の気持ちとともにお送りしたプレゼント。

仮設から復興住宅に移られた方々を今もお世話されている福島の方を通じて届けられました。

2020年12月9日水曜日

失敗は成功のもと

皆さんは料理講習に参加したことがありますか?

その時はフムフムと分かったつもりで実習したけれど、帰って作ってみると上手くいかないという経験ありません?

ケーキが膨らまない、など失敗するには何か原因があるもの。でも自分ひとりでは原因が分からない。

10月7日のブログで紹介したオンラインのパン講習会に続き、12月4日「みんなで囲むクリスマス料理講習会」をオンラインで開きました。講師は元食研究グループの下村さんです。

メニューは、鶏肉の有馬焼き―グリル野菜を添えて―、まるごとみかんのフルーツサンド、ガトーショコラ。

まずはガトーショコラ。泡立てのタイミング、卵白の状態など見ながら、それぞれの家庭でも作っていきます。各自の様子を見て講師の細かいアドバイスもあり。出来上がり具合で上手くいかなかった時には、どうしてそうなったのか、皆で見合うこともできました。小さな子どもがいる人もおんぶしながら講習を受けることができましたよ。

左上が講師の盛り付け。下は参加者のケーキと料理。盛り付けも料理の大切なポイント、これも勉強になります。

友の会で先輩から教えてもらう時によく言われる言葉、「料理は習ったら3回しましょう。そうすれば身に付きます」と。3回作って、料理のレパートリーを広げてください。

9月例会食

 9月例会食は甲南方面でした。 メニューは 夏ちらし寿司 清汁 ぶどうゼリー でした。 婦人之友社から出版されている 「まいにち健康 おうちごはん」 に掲載されている、 火なし寿司を甲南方面が少しアレンジしました。 初めてのレシピでしたが、 90人分の調理をどう手際良く調理するか...